英文学コースの特徴

英文学コースの特徴は、そのカバーする範囲の広さとバラエティーの豊かさにあります。コースの規模が大きいため、所属する教員、科目数が多く、伝統的な文学・英語学はもちろんのこと、英文学に関連する様々な学問分野について学ぶことができます。科目選択の自由度が高く、広く教養的な知識を習得したい人にも、ひとつのことを深く掘り下げたい人にも対応できる体制をそなえています。

また、卒業論文のテーマ設定を行うにあたり、学生の自発的な研究意欲を最大限に尊重しています。演習・講義科目で扱っている範囲を遥かに超えた様々なテーマを思いきり追求してください。

英文学コースで学べる事

*英語圏の文学―イギリス、アメリカだけでなく、アイルランド、カナダ、アフリカのポストコロニアル文学など、英語で書かれた古今の文学を研究することができます。

各分野の専門家が担当するオムニバス形式の文学史講義をはじめとして、文学をさまざまなジャンルや時代でくくる講義・演習が多数開講されています。また、文学上のテーマや概念の変貌を追いかけることにより、時代やジャンルを横断して展開する講義が開講されていることも特徴的です。

小説、詩、演劇、批評などを作家や時代からアプローチする伝統的な研究のほか、さまざまな文学理論を応用した研究方法が可能です。

英語学

英語の歴史(古代英語、中世英語)、英語に即した言語学・音声学などを学ぶことができます。

英語教育

将来、中等・高等学校での教員を目指す学生向けに、英語教育全般についての指導を受けることができます。

地域文化

英語圏の様々な地域の文化、および歴史について学べます。イギリス文化、アメリカ文化、アイルランド文化を扱う科目が設置されています。

比較文化

科目としては設置されていませんが、卒業論文では歓迎します。アメリカやイギリスなどの英語圏文化と日本文化との比較など、広い視野を養うことができます。

大衆文化

音楽・映像・美術・文化研究などの英語圏現代文化は、英文学コースの研究分野に含まれます。つまり、音楽・映画・コミック・スポーツといったテーマで卒業論文を書くことができるのです。音楽にしても映画にしても、それを生んだ文化、時代・社会的背景といった奥行きのある勉強ができるのは、英文学コースの強みです。

翻訳

英文学コースには小説、詩、戯曲などの翻訳を手がけている教員が多く、「翻訳家」として活躍している方々もいます。翻訳を志す学生は、そうした教員の実践を目の当たりにすることができます。

英語の論文作成

卒業論文はもちろん日本語で書いてもかまいませんが、将来留学を考えている人や、社会に出てから英語を使いこなす仕事をしたい人にとっては、英語での論文執筆を奨励しています。自分のやりたいテーマを英語で考究し、表現する訓練を行える最高の場所です。

英文学コース演習科目の
履修について

構成の特徴

異なるジャンルや時代や問題意識について知る 横方向 の学習
限定された領域について知識を積み上げ考察を深める 縦方向 の学習

英文学コースのカリキュラムを最大限に活用するために