大学院英文学コースでは、大学教員・研究者、高校教員(専修免許)、そして英語を用いる高度職業人を養成します。英語学・英語教育学のほかに英語圏文学のあらゆるジャンルをカバーするスタッフがそろっています。修士・博士後期両課程において、学内の年次研究発表会での報告や、査読付き学内誌『英文学』への論文執筆などを指導し、大学研究者を目指す博士後期課程の学生に対しては、国内外における学会発表や学術雑誌への投稿を奨励することによって、自立した教育研究者を育成します。
修士課程
英語で行われる「基礎講義」では、大学院レベルの英文学研究の基礎を学び、多彩な「特殊研究」と「演習」によって個別の領域についての知識を深めます。1・2年次とも指導教員による「研究指導」を必修とし、そこで各自の選んだ研究を進め、修士論文の完成を目指します。
履修方法
学生は、指導教員の指導のもとで授業科目を選択し、目的とする研究を行い、修士論文を作成します。修士課程を修了するためには、所要の授業科目から32単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および最終試験に合格しなければなりません。
英文学コース設置科目の履修について
指導教員担当の「英米文学演習」(「研究指導」と合併)あるいは「英語学演習」(「研究指導」と合併)から、計8単位を必ず履修すること。また修了までに「英米文学基礎講義(1)~(6)」(半期科目)から4科目8単位を必ず履修すること。なお「英米文学基礎講義(2)」(秋学期)は全員必修で、特に、第1年次に履修することを強く推奨しています。
英文学コースでは共通科目のうち英語以外の外国語1科目4単位、または2科目4単位が必修です。留学生は母国語以外の言語を選択しなければなりません。
英文学コース以外の授業科目の履修について
文学研究科他コース科目および共通授業科目(必修語学を除く)については、計14単位を限度として履修することができます。
また、本学他研究科の授業科目(全学共通科目を含む)および協定校(慶応義塾大学、学習院大学、中央大学、学習院女子大学)の授業科目については、在学中に計10単位を限度として履修することができます。そのうち協定校の科目については8単位が限度です。
上記を合わせた単位数のうち、修了単位に算入することができるのは、上限計14単位です。
科目履修生について
本学他研究科、他大学大学院の正規学生もしくは科目等履修生として、あるいは本研究科の科目等履修生として履修した科目(本学文学部在学時に履修した先取り科目を含む)のうち、本研究科委員会が認めれば、10単位(ただし演習は除く)を限度として本研究科の所要単位に替えることができます。
修士論文について
修士論文の執筆は日本語・英語どちらでも可とします。
過去の修士論文題目
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博士後期課程
指導教員による研究指導のもとで、自発的な研究活動を行い、最終的には博士論文の完成を目指します。博士後期課程の修了要件は単位の取得に拠りません。
先輩紹介
英文学コースの先輩紹介(文学研究科のサイトへ飛びます)
入試情報
各入学試験の詳細は、必ず大学院文学研究科のWebサイトから最新の情報を入手して確認をするようにしてください。
早稲田大学大学院文学研究科 入学試験情報