早稲田大学大学院文学研究科人文科学専攻英文学コースの修士論文・博士論文およびレポートにおける生成AIの使用禁止について

 文学研究科英文学コースの修士論文・博士論文およびレポートは、何よりも「自分で思考する」ことを重視するものです。思考方法を磨き、文章の作成方法を練り上げ、十分なリサーチを行うためには、もちろん他者の意見や情報を柔軟に取り入れる必要があります。しかし論文やレポートを作成するためにそういった活動を行う際には、あくまでも論文作成者の主体的な取り組みが必要です。その条件を満たしてこそ、将来役に立つ独創性と論理性を育み、熟達した表現力と構成力を自らの実力として身に着けることができるからです。

 以上の理由から、英文学コースは次の方針を掲げます。

(1)英文学コースの修士論文・博士論文およびレポートの作成においては、生成AI(大規模言語モデルを使用するテキスト生成AI)のあらゆる形での使用を禁止します。現状では生成AIの例としてはChatGPT, Bing や Gemini がよく知られていますが、それらに類する他の生成AIも全面的に使用を控えていただきます。

(2)上記の生成AIには該当しない翻訳ソフトや英文作成支援ソフトに関しては、英文学コースの修士論文・博士論文およびレポートにおける使用自体は禁止しません。ただし、これらのソフトを用いる際にも使用者側の主体的な活用方法が必要です。ソフトに全面的に依存した文章をそのまま用いることは控え、段階的かつ最終的に自力で記述内容を磨き上げることが条件です。もしこういったソフトを使用することの妥当性に関して疑問がある場合は、早めの段階で指導教員または担当教員に相談してください。

(3)英文学コースの修士論文・博士論文およびレポートに関する基本方針は、上記の(1)および(2)の通りです。ただし、個々の授業の方針によっては例外的に生成AIの使用を認めることがあるので、その場合は必ず使用前に余裕をもって指導教員または担当教員の方針を確認してください。

 英文学コースの授業を履修する学生の皆さんには、上記3点のすべてを遵守していただきます。
 もし以上の内容について疑問や意見がある場合は、指導教員または担当教員まで伝えてください。末尾となりますが、皆さんが胸を張って誇ることのできる論文やレポートを書き上げることを心より願っています。

以上
早稲田大学大学院文学研究科英文学コース
2024年4月18日