【主な研究領域】Jane Austen、Brontë姉妹など19世紀前半のイギリス女性作家
【その他の関心領域】イギリス小説、19世紀の英仏女性作家比較、英日女性作家比較
【卒論指導の範囲】イギリス文学・文化に関わる事象のうち対応できるもの(たとえばイギリス文学の翻訳・翻案など)
アメリカの近現代詩を研究しています。いくつか詩人の名前を挙げれば、Walt Whitman, Emily Dickinson, Ezra Pound, George Oppen, Robert Duncan, Lyn Hejinian, Michael Palmer など。カリフォルニア詩や日本の現代詩にも深い関心があります。これらの研究対象や分野のあいだでどんな交流が成立するかという点についても探りたいと考えています。
専門領域は,いわゆる<アメリカン・ルネッサンス>と呼ばれることもある,19世紀中葉のアメリカ文学です。過去の研究歴から言えば,中心となるのはHerman Melville とRalph Waldo Emersonで,同時代に全く対照的とも言える世界観を提示したこの二人の書き手,その両極を往き来する点に,研究者としての私の特徴があります。Nathaniel Hawthorne や,Emily Dickinson についても論文を書いています。この時代の文学に限らず、20世紀のアメリカ文学や文化にも強い関心があります。
16,17世紀のイギリス演劇,特にWilliam Shakespeareを中心とするエリザベス朝演劇を研究しています。時代と舞台への考察を常に行いながら深く劇作品のテキストを読み,世界でも例を見ない演劇の黄金期を,今現在を生きる者の視点と感性で深く掘り下げてゆくことをモッ卜―としています。演劇博物館COEでの成果も生かして,新たなシェイクスピア批評を開拓するとともに,大学院生の論文・発表の支援を精一杯してゆきたいと思っています。
アイルランド文学・文化を研究しています。主な研究対象は,W. B. Yeatsおよびそれ以降の現代詩(Seamus Heaney,Ciaran Carsonなど)。また,William Trevor,Colm Tóibínをはじめとする小説や,現代文化のなかの口承文化・伝統音楽などにも深い関心があります。
専門は現代アメリカ文学・文化です。主に1970年代以降を扱っています。研究している作家はDon DeLilloですが,Raymond Carver,Richard Brautigan,Margaret Atwoodなどにも興味があります。著書に『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社), 『偽アメリカ文学の誕生』(水声社), 訳書にCharles Bukowski『勝手に生きろ!』(河出文庫),Don DeLillo『天使エスメラルダ』(新潮社,共訳),Junot Díaz『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(新潮社,共訳)などがあります。